ハヤトウリのグラタン

最近、急に料理づいてる私。

いきなりどうした?的コメントを方々でいただいています。

純粋に楽しいんです。

料理が。

 

オープンデイなどで野菜の調理法を私に聞いてくるお客さん多数いらっしゃて。

これまでは料理本に出てるものや、ネットで読んだことのあるものなどを、

あたかもやったことあるかのように伝えて来ましたが、説得力に欠ける...

そう思って自分でも作ってみようと。

 

今まではレシピを見ると、分量が出ているところはいいとして、

「適量」とか「少々」とか書かれてるともうそれだけでチンプンカンプンで...

この「適量」間違えたら失敗しちゃうんだろうな...なんて不安になり。

 

ついこないだ主婦の同級生が野菜買いに来た時に、

「どんな風に調理すればいいの?」と聞かれ、いつも通り”あたかも料理できる風”にいくつか教えたんです。

そしたらその友達、全部作りました。

私の言った通りに。

しかも美味しかったって。

分量とかまでは教えてないのに。

と言うか、分量なんてちゃんと分かってなかったし。

 

そんなことがあって、なら自分が思った通りに作ってもそこそこいけるんではないかとw

 

そこで、毎度毎度食べ方を聞かれるハヤトウリでチャレンジして見ました。

グラタンです。

フランスの一部地方ではハヤトウリといえばベシャメルソースと合わせたグラタンだそうで。

でもその本物を食べたことが無いので、妄想で作りました。

 

グラタンって、グラタン皿に入れてベシャメルソースとチーズかかってるのをそう呼ぶのかと思ってたんですが、

あいにくグラタン皿は無く....

グラタンの意味調べたら「オーブンなどで表面を焦がす調理法のこと」ですって。

なら皿もなにも関係ないやって。

素人だからいちいちそういう皿とか道具とが無いと失敗するのではと気にしちゃう癖...

ようやくそこら辺を気にしなくてもいいという心のブレイクスルーがやって来まして。

だからなんでもありです。

 

今回のレシピの元になったのは、鶴岡のシチリア料理店・ベッダシチリアの古門シェフに教えてもらった、

ラディッキオ(プレコーチェ)のラザニアなんです。

元になったというか、ラディッキオをハヤトウリに変えて、ラザニアを抜いたという、

オマージュともパクリとも言える一品です。

古門シェフ、すみません。w

 

前談が長くなりましたが...

 

 

以下レシピです。

ベシャメルソースの作り方と、グラタン本体とあります。

まずはベシャメルソース作りです。

スーパーなんかには出来合いのホワイトソースが売っているみたいなんですが、最終的にチーズも入ってくるので塩気を薄く作りたいなと思って手作りです。

 

<ベシャメルソースの材料>

薄力粉 50g

バター 50g(本来は無塩バターらしいです)

牛乳 500ml

塩・コショウ 少々

 

 

ちなみに、ベシャメルソースのレシピはネットにたくさん出ていますので分からないことがあればそちらご参照ください。

そのネットのレシピ見ながら作りました。

薄力粉はダマにならないようにふるいにかけるってどこ見ても書いてあるんですが、ふるいが見つからなかったのでザルでやりました。

こんな具合に。

ふるいだともっと細かいんでしょうね、きっと。

今度買ってこなくては。

ベシャメルソース作りのポイントは、小麦粉のダマを作らないことなんですが、色々なレシピ見ていくうちに、バターを溶かしきる前に小麦粉入れるとダマになりにくいと書いてあったので、半信半疑でチャレンジ。

火加減は弱火の真ん中です。

結果、自分でも信じられないくらい上手に混ざりました。

このあと、ここに牛乳を入れていきますが、少しずつ小分けにとどのレシピ見ても書かれています。

私もその通りにやりました。

最初はなかなか混ざらないから不安になるんすよね。

せっかくダマにならなかったのに、ここでダマになるかーって。

火加減は中火の弱に。

 

どうやら一般的にはここで泡立てに持ち替えるようなんですが、無かったので木べらでずっとやりました。

そのうち最初の塊がつぶつぶに溶けて、最後にはつぶが見えないくらいに馴染みます。

 

ここで塩とコショウ投入です。

お好みで。

が、後でチーズが乗るので塩の入れすぎに注意してください。

私は塩の入ったバターを使ったので、塩は入れませんでした。

混ざりきって、ヘラをこすると道ができるくらいになったら、火からおろしてボールに取ります。

 

これでベシャメルソースの完成。

ここまでにかかった時間は準備も入れて18分くらいでした。

ここからようやくグラタン本体です。

 

<材料>

ハヤトウリ 1/2個(約150g)

玉ねぎ 1/2個

ベーコン 50g

ベシャメルソース 80g

ブルーチーズ 20g(お好み)

粉チーズ 5g(お好み)

オリーブ油 適量

塩 適量

白コショウ 適量

 

 

まずはベーコンと玉ねぎをスライスします。

玉ねぎは火が通りやすいように薄くスライスします。

 

オリーブオイルをしいてベーコンを炒めます。

火加減は中火。

ほんのり焦げ目がついたら、玉ねぎ入れて中火の強に。

塩コショウを少々。

ここもあんまり塩入れすぎないようにですね。

玉ねぎが薄く飴色になったら火からおろして、お皿に取ります。

続いてハヤトウリ。

半分に切ったら、タネとそのまわりの薄皮を取ります。

こんな風にスプーンで簡単に取れます。

1cmに満たないくらいの厚みにスライス。

ここ、薄すぎても後で食感が楽しめなくなるので気をつけてください。

ちなみにですが、うちで出荷しているものは若いので皮まで食べることができるんですが、もし皮が固いのを買った場合は皮をむいてからスライスしてください。

塩コショウ少々。

両面焼きますが、片面に焼き色がついたら火からおろします。

まずはハヤトウリを並べます。

 

ものすごく熱い。

気をつけてください。

 

そして、こんなに綺麗に並べる必要もありません。

バラバラでも味は変わらないので。

ベーコンと玉ねぎを炒めたものを上に乗せて。

ベシャメルソースを蓋のように乗せます。

ブルーチーズを点々と乗せます。

 

さらに粉チーズをふりかけます。

このブルーチーズと粉チーズの塩気が入ってくるので、ベシャメルソースの塩を減らしました。

なので、チーズ少なめの場合はソースの方に塩気が必要です。

220℃のオーブンで15分焼きます。

完成です。

ソースの濃厚さと、ハヤトウリのさっぱり感がコントラストになってるんです。

 

上にも書きましたがこれをラディッキオに変えればラザニアもすぐにできます!

 

料理初心者なので、ついつい写真で説明してしまい...

写真の量が多くて見づらかったかもしれません。

すみません。

 

世の中のレシピって写真が少なくて不安になるんです、途中段階の答え合わせができなくてw

この写真が少なくなってきたら、私も料理初心者を抜け出せたということで、しばしお付き合いください。

 

とにかく簡単で美味しいので是非お試しください。

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コメント: 1
  • #1

    サイトー (月曜日, 02 11月 2020 00:40)

    おうちで真似させていただきました!ベシャメルソースも作るの初めてでしたが、だまにならず上手に作れました。グラタンってちょっと重いけどはやとうりがとてもさっぱりしてて、いい組み合わせだし、軽く食べられるしとっても美味しかったです〜。だいぶ前の記事にすみません。ありがとうございます。